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小さな子どもにひとりにしないために、子ども預かってくれる公的サポート、民間サービスを上手に活用しよう

子どもが小学生高学年以上ならば、母親が仕事で帰宅が遅くなってもなんとか対応できますが、乳幼児となるとそうはいきません。実家が近くにあれば子どもの祖父母に預ける事ができますが、逆に別れた夫の両親に預け、父方の祖父母とも積極的に関わる事を選択する母親も少なくありません。

ただし、その場合はかなり恵まれているのです。子どもを預けるだけの経済的な余裕が無かったり、預けられる人がいないため、やむなく生活保護を受けている母子家庭も少なくありません。社会との接触を絶たれた母子家庭では、母親が孤独からうつを発症する事もあります。

保育園不足で待機児童が多いことを受け、子どもを一時的に預かるサービスが増えています。例えばベビーシッターやファミリー・サポート、保育園での一時保育などです。

笑顔の赤ちゃん

ベビーシッターは場所は自宅で、時間的にも幅があるので便利ですが、一般的に年収の低い母子家庭でベビーシッターを雇うのは現実的ではありません。

また、ファミリー・サポートは各自治体が行っている子育て支援で、子育てができる援助会員と子育てをサポートして欲しい利用会員とが登録する互助会の様なシステムで、地域での助け合いによって成り立っています。

料金もベビーシッターよりも安いのがメリットですが、援助会員が常に見つかるとは限らず、緊急の場合は対応しきれないというデメリットがあります。保育園では一時保育を導入しているところもあり、安価で預かってもらえる上、安心感があるので人気があります。

母子家庭で働く母親が安心して子どもを預けられるのはどこか?

しかしながら、フルタイムで働く母親にとって、子どもの一時預かりは焼け石に水でしかありません。預け先が毎日変わる場合、子どもの精神が不安定になってしまうため同じ預け先であることが望ましいのですが、月額費用が月収を軽く超えるケースが多く、非現実的です。

幼稚園は預かり時間が短く、フルタイムで働く母親は時間内に迎えに行くことができないため対象外となります。最も理想的なのが、仕事先に育児室があることです。子育てをする女性が安心して働ける上、お金がかからないメリットがあります。ただし、その様な企業に勤める事ができる保証はありません。

現実的な子どもの預け先としては、3歳未満の子どもを預かる保育ママという、市や区で行っている子ども預かりシステムがあります。看護師や保育士などの有資格者が自宅で子どもを預かるというものです。

月額費用も安く、シングルマザーが子どもを預ける方法としては最も利用しやすいのではないでしょうか。保育ママはスタート時の呼称は昼間里親で、現在は資格を持っていなくても研修を受ける事で預かる事ができるようになっています。

しかし、3歳を超えた時にはまた預かり先を探さなければなりません。多くの施設やサービスは、1時間500円から1500円と安価に見えますが、1日7~8時間で月20日となると母親の収入では預けられないサービスが多く、結果的に子育て中は働けないというのが現状です。

子どもが学校に通うようになって初めてパートタイムで働くことができるようになりますが、その収入で母子が生活するのは厳しいのが現状なのです。

最近では、シングルマザーのためのシェアハウスなどもあり、同じ境遇の母親だけが住んでいるため、互いを理解しあったり、協力し合って生活できるなどのメリットがあります。

通常の賃貸物件よりも光熱費込で安く設備も整っているため初期費用を抑えることもできます。シェアハウスではお互いに子どもの面倒をみあったり、在宅ワークをしながら生活をしている人もいます。ただし、気が合わない人が同じ屋根の下にいる可能性があるという一面を忘れてはいけません。

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