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母子家庭向けのハローワーク求人のメリットとデメリット

本来であれば父親と母親のそろった環境ですくすくと育つのが子どもにとっては好ましいのですが、死別や離婚、別居などといった理由から母子家庭で子どもを育てなければならなくなるケースもあります。

また、もともとシングルマザーのため、働きながら子育てをするお母さんも近ごろはかなり増えています。母子家庭で子どもが小さいとなると働く時間帯や場所にも制限が出てきますが、闇雲に仕事を探していても好条件の職場を見つけるのはなかなか大変です。

そこでおすすめしたいのが「ハローワーク」の活用です。ハローワークは公共の職業紹介所で、1990年までは「職業安定所(職安)」と呼ばれていました。

母子家庭の仕事探し

母子家庭で仕事を探すなら絶対にハローワークがおすすめ

ハローワークは各都道府県の労働局が支持を受けた雇用対策厚生労働省の窓口となっていますので、就職先を紹介されても手数料や紹介料を取られることは一切ありません。

ハローワークでは仕事を探すにあたって適性検査や職務経験などから最適な条件の仕事をうまく見つけてくれますし、相談サービスも行っています。

特に母子家庭に関しては専用の相談係員が常駐しており、「マザーズハローワーク」というセクションが用意されていますので、まずはここでいろいろ相談してみるといいですね。

求人情報を提供してくれるばかりではなくて、母子家庭のお母さんが働きに出るには不可欠な保育園などの子育て支援情報も合わせて提供してくれます。キッズコーナーが設置されているハローワークも多いので、子ども連れで職探しをすることができます。

ハローワークは地域に密着した就職情報を提供してくれますが、ハローワーク内に設置されている求人情報検索用端末を利用すれば日本全国の求人案件を閲覧することができます。

ですから、母子家庭になってしまったから実家のある出身地に帰ろうか、それともこのまま東京に住み続けて仕事を探そうかどうしようか迷っているという場合にも両方の場所の求人情報を比較検討することができて非常に便利です。

また、「ハローワークインターネットサービス」というサイトを活用すれば自宅からも求人案件を検索することができるというメリットがあります。

ハローワークが母子家庭のお母さんにとって有利なのは、「特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者雇用開発助成金)」という制度を設けているからです。

これは母子家庭のお母さんを雇用した場合には国から助成金が出るというシステムですので、民間の職業紹介サイトでは就職先が見つかりにくい人でもハローワークを通すと仕事が探しやすくなります。

ハローワークのデメリット

ハローワークにもデメリットがないわけではありません。そのひとつは求人を行っている企業の情報が少ないこと。仕事内容などは3行ぐらいの説明しかありませんし、企業の写真もないためどのような職場かをイメージするのが難しいという難点があります。

ハローワークの紹介状がないと応募できないという点も少しネックになります。特にハローワークから遠いところに住んでいる場合には何度も足を運ばなければなりません。

履歴書も応募するたびに新しく書いて持っていかなければならないので、一度入力しておけば複数の企業に応募できる民間の職業紹介サイトとはかなり勝手が違います。

混雑している時間帯に行くとパソコンでの求人票探しが30分に制限されてしまう、紹介状を貰って応募できる件数は1日に3件までと限られていますので、効率性の点ではあまりおすすめはできません。

さらに大企業の求人がほとんどなく、社員数が10人未満といった零細企業の求人が多いのもハローワークの特徴ですから、その点をしっかりと頭に入れて利用することが大切です。

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