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母子家庭でも母親が幸せな気持ちでいると子どもは安心
離婚して心配になるのは、経済的にやっていけるかどうか、そして、離婚が子どもに与える影響です。離婚は夫婦の問題ですが、子どもの生活や心に必ず何らかの影響を与えます。
子どもにとって本来家族は「安心感」の源です。家族がいることで子どもたちは「自分は守られている」と感じられます。家族は外の世界と子どもとの間の防御壁のようなものです。
子どもはそれが崩れるなんて考えてもいません。ところが、ある時突然、絶対に壊れるはずがないと思っていた壁が崩れてしまったなら、きっと子どもたちは不安や恐れを感じているはずです。
母親の気持ちは伝染する
血のつながらない夫婦の間でも、側にいると相手の気分は分かるものです。「イライラしているな」「何か良いことがあったな」と、相手が何も言わなくても微妙な変化を見て分かるものです。
子どもの心は繊細です。大人よりも敏感に、相手の気持ちを感じ取る子どももいます。特に夫婦関係が悪くピリピリした緊張感の中で育った子どもほど、敏感に人の気持ちを読み取る傾向にあります。
ですから、母親が幸せな気持ちでいることが何よりも大切です。内心どんな心配や不安があったとしても、子どもの前ではできるだけ笑顔でいて子どもを安心させましょう。
離婚したばかりで不安なのは、母親だけではありません。子どもたちはもっと不安に思っています。小さな未成熟な心が傷ついています。ですから、子どもたちが安心できるまで、母親は笑顔でいてあげましょう。
母親が笑っているだけで、家は明るくなります。どんなにお金がなくても、物がなくなっても、母親が笑顔で笑い飛ばしてくれさえすれば、子どもたちは安心できるのです。
まだ子どもが小さい場合、仕事と家事と育児をすべて一人でこなさなければいけないので、心に余裕がなくなります。専業主婦にとってもワンオペ育児はつらいものです。母子家庭のひとり親ならなおさらでしょう。
たとえ気持ちが落ち込んでいる時も、子どもと一緒に遊んだり、絵本を読んであげたりする時間をとりましょう。子どもと一緒に笑いましょう。
母親が幸せな気持ちでいるためにできること
幸せな気持ちで毎日を過ごすのは簡単ではありません。でも、自由でのびのびとした母親の姿は子どもに安心感を与えます。
離婚した直後、子どもたちは防御壁が崩れて、不安や孤独、恐怖を感じています。あるときは罪悪感や親に対する恨みなどマイナスの感情を持っていることがあります。
でも、母親が以前と変わらない、あるいは以前よりも幸せそうにしているなら、家庭は再び防御壁のようになります。子どもたちは「守られている」と感じて安心します。
なんでも完璧にしようとがんばりすぎる必要はありません。母親にも適度にリラックスする時間が必要です。子どもたちが寝た後に自分の好きなDVDを見たり、ときには、ひとりでショッピングやカフェに行ったりして息抜きをしましょう。
子どもたちには母親が必要ですが、母親が幸せな気持ちでいて、リラックスしてもらうことも必要なのです。疲れるのは当然ですが、疲れすぎて余裕がなくならないようにしましょう。
自分に優しくしてあげてください。自分に厳しくすることは、自分を痛めつけることです。失敗したら反省することも大切ですが、笑い飛ばすことも大切です。
睡眠不足になるとイライラしがちになります。できるだけ睡眠をしっかりとるようにしましょう。できるだけ、家事にかける時間を減らしましょう。子どもたちにも家事を分担してお手伝いすることを教えればいずれ大きな戦力になってくれます。
母親は、能天気で明るいくらいの方が子どもたちは安心できます。たとえ陰で泣いていたとしても、子どもたちの前では「大丈夫」「何とかなる」とドーンとかまえましょう。
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