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非課税貯蓄制度(マル優)は母子家庭だからこそ使うべき

マル優で貯金

非課税貯蓄制度、通称マル優。
一度くらいは聞いた事がある、という人が多い事でしょう。

これは一定の条件を満たす人だけを対象とした税制優遇制度で、その対象には母子家庭も含まれています。

制度の内容

非課税貯蓄制度(マル優)は、思うように収入が得られない状態にある人や低所得になりがちな人たちを対象とした制度で、せめて預貯金から得られる利子くらいは非課税にしようという趣旨のものとなっています。

具体的には、1人につき350万円までなら非課税で貯金をする事が可能になります。

注意したいポイント
ただし、1年ごとに満期を迎える1年定期となっていますので、満期の時期が来たら更新するなどしていく必要があります。

利用条件

マル優制度の利用は、一定の条件を満たす必要があります。

  • 身体障害者
  • 遺族基礎年金受給者
  • 寡婦年金受給者
  • 母子家庭(児童扶養手当受給者)

これらが主な対象者となっています。

利用方法と注意点

各金融機関に用意されている非課税貯蓄申告書に記入し、提出します。
非課税枠を作る金融機関を管轄する税務署名を記入し、さらに住所、氏名、非課税枠として取得したい金額等も記入します。

注意したいポイント
この時、すでに他の金融機関で非課税貯蓄の枠を持っていた場合、重複して申請する事はできません。
非課税枠が作れるのは、1つの金融機関のみです。

税務署への申告

もし、以前作った非課税枠はもう不要、使わないという場合は、新たに非課税枠を作る前にその金融機関へ行って枠を廃止にする必要があります。
そうしなければ、新たに枠を作る事はできません。

また、一般的な預貯金と違い、非課税貯蓄の情報は税務署に申告する事になり、マイナンバーとの関連付けも行われます。
預貯金を把握されたくない場合は利用を控えたほうが賢明なのかもしれません。

利子はどれくらいつく?

金融機関によって異なりますが、神奈川県内の金融機関の一部では、通常の定期預金の金利プラス0.5%で、《0.525%》というところもあります。
つまり、100万円を1年間預ければ5,000円を超える利子がついてくる計算です。

これは金融機関によって異なりますがその差はとても大きなものなので、よく比較検討してじっくり選んでみると良いでしょう。

350万円の枠が取れる

非課税貯蓄制度(マル優)では、1人あたり350万円まで非課税で貯蓄できる枠が取得できます。
ですが350万円分の枠を取得したからといって、必ず350万円預けなくてはいけないというものではありません。

都合に合わせて分割して預けていく事も可能ですので、余裕のできた時に預けていくというのも良いでしょう。

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