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母子家庭の母が再婚…次の子どもはどうするべき?

母子家庭の母が再婚した場合、周囲が心配するのは「次の子ども」でしょう。
まだ若い母親なら、再婚して次の子どもが生まれる可能性も十分にありますので、そうなった場合を事前に予測しておく必要があります。

子どもの差別

再婚後の妊娠

母親にとっては最初から一緒にいる子どもも新しく生まれてくる子どもも、どちらも自分が生んだ子としてかわいがる事が可能ですが、相手にとってはそうでない場合がほとんどです。

いわゆる連れ子となる最初の子は、初めのうちはかわいがってもらえるものの、次の子…本当の自分の子どもが生まれればその扱いには差が出てくるものです。

こうした事が続くと、子どもはそれを敏感に感じ取るようになり、心は大きく傷ついていきます。

これを防ぐためには、母親がしっかりと相手を教育する事しかありません。
しかし現実は思うようにいかず、相手だけでなく相手の家族や親も、次の子をあからさまにかわいがり、連れ子はほとんどかわいがられないということも現実に起こりうるのです。

そんな中で唯一できる事、意識しなければならない事は、もともとの子どもを母親が精一杯愛情を持って育てる事です。
別れた憎い元夫の子どもより、新しく再婚した愛する夫の子どものほうがかわいい…と思ってしまうかもしれませんが、それでは相手の家族とまったく同じ、自分中心の考え方といわざるを得ません。

相手が誰だったとしても、紛れもない自分の子です。
ずっと一緒に頑張って来てくれた子を、その後もかわいがり続ける事ができるのは自分だけだ…という事を忘れてはなりません。

戸籍上の問題

母子家庭の母親が再婚し、次の子どもが生まれた場合、その子は「長男」あるいは「長女」という扱いを受ける事になります。

連れ子となった子どもも、実際には「長男」あるいは「長女」という扱いを受けているので、新たな家庭内に「長男」または「長女」が二人いるという現象が起こる事があるのです。

確かに相手から見れば新しく生まれた本当の自分の子どもが「長男」あるいは「長女」であって、養子縁組した子どもは本当の子どもではないという事になり、「養子」でしかありません。

しかし母親から見れば最初の子が「長男」または「長女」であって、次の子は「二男」まはた「二女」なわけです。
でも戸籍上はそうではないのです。

つまり上の子も下の子も男の子だった場合、その家庭内には「長男が二人」いるという事が起こってしまうのが現状です。

これらの問題が解決できる自信がない、そういった話し合いもできていないなら、次の子どもを考える時期ではないという事です。

自分の人生かもしれませんが、自分ひとりの人生ではない、子どもも含めた自分の人生だという事を決して忘れず、子どもを中心に考えてあげなくてはなりません。

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