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母子家庭から再婚、次の子どもはどうするべきか

母子家庭の母親が再婚する場合、その年齢が若ければ次の子どもに恵まれる可能性があります。
少子高齢化が社会問題となっている今、子どもが生まれ育っていくことは大いに歓迎されるべきことですが、状況によってはそうでない場合もあるのが現状です。

新たに子どもが生まれる場合の問題

再婚とはいえ、母子家庭の母も結婚すればその相手との子どもがほしいと考えるのもごく普通の流れで、決しておかしな話ではありません。
ただ、子どものいない女性の結婚とは異なり、新たに子どもが生まれることは、初めからいた子どもにとって必ずしも良い結果とはならない場合があります。

  • 新しく生まれた子がかわいがられる
    自分にとってはどちらもおなかを痛めて産んだ子どもですが、相手にとってはそうではありません。
    表には出さなくても、本当の自分の子がかわいくなってしまい、連れ子には冷たくなる…ということもかなりあります。
  • 相手の家族は特にその傾向が強い
    相手がそれですから、相手の家族はもっとその傾向が強くあらわれます。
    親類の集まりなどでも、かわいがられ、話題の中心となるのは新たに生まれた子だけ。
    あからさまな差別が始まることも少なくありません。

自分の心も変わる可能性

テレビのニュースなどでよく耳にする話ですが、再婚あるいは内縁関係となる相手ができたとたんに、自分の子どもに対して虐待や育児放棄をしてしまう母親がいます。
相手の男に嫌われるのが怖くて同調してしまうという場合が多いようですが、決してあってはならない行ためです。

それまで苦楽をともにしてきた幼い命、自分を支えてくれたであろう子どもを大切にできず、自分の子どもをかわいがってくれない、邪魔者扱いする男を優先するその神経は、母子家庭の母親としてはまったく理解できないものです。

親を選べない子ども

子どもは親を選ぶことができません。
どんなにひどい親でも、どんなに最低といわれるような親でも、素直に信じてついていきます。
だからこそ、母子家庭の母は、再婚したって自分の子どもを守り続けなくてはならないのだと私は思います。

私自身の経験では、子連れ再婚は本当に子どもの存在が難しく、新たに子どもが生まれたらそれは先の子どもにとって大きな試練となりうるものでした。

再婚相手の家族はいっせいに新しく生まれた下の子をかわいがり、連れ子である上の子には見向きもしなくなったのです。
親類の集まりがあるという話があっても、上の子に対してはお誘いの言葉すらかかりません。

当然、私に対してもでした。
しかし、下の子を連れて来いという言葉だけはかかります。
連れて行かなくてはならないという立場から、「仕方なく」私にも声がかかるという始末でしたが、それでもなお上の子は無視されるという結果が待っていました。

もちろん、すべての再婚でそういったことがおこるわけではないので、その親類一同に問題があったのだと考えられます。
親の葬式にも「お前らは来るな」と参列を拒絶しておきながら周囲には「来ない」など意味不明な悪口を言いまわるくらいでしたので、異常だったとしか言いようがありません。

そんな人たちとの関わりが、私自身はもとより子どもたちに悪影響を及ぼすと判断し、また母子家庭に戻ることを選択せざるをえませんでした。

母子家庭の再婚は、自分だけの再婚ではない

母子家庭が再婚しようとする場合、初婚のときのように「好きだから結婚する」「一緒にいたいから結婚する」など安易な気持ちで再婚を考えることはできません。
それは、自分ひとりの身ではないからです。

初婚のときは自分ひとりなのでどうにでもなりますし、惚れたはれたで一緒になっても良いでしょう。
ですが、母子家庭はそうはいきません。
親の再婚は子どもにとって一大事件です。

名前も変わる、住む家も変わる、学校だって変わるかもしれない、自分を取り囲むすべてがまったく変わってしまい、しかもそれは自分の意思とはまったく関係のないところで勝手に進んでいく話なのです。

そんな思いをした上に、新たに子どもが生まれれば自分はかわいがられなくなる可能性があるわけですから、そのショック、心の傷は相当なものになってしまいます。

自分の幸せを考えたい気持ちも理解できますが、新たに子どもが生まれるということが、まずは今いる子どもにとってどうなのか、子どもがそれで幸せになれるのかを考えてあげる必要がありそうです。

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