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母子家庭の再婚に伴う子どもの名前の諸問題

母子家庭の場合、母親が若ければ再婚する可能性はゼロではありませんが、その場合の子どもの名前の扱いについては、いろいろな問題が発生しやすいというのが現状です。

自分自身は再婚できて嬉しいという気持ちで舞い上がってしまっているかもしれませんが、子どもにとってはまた違った次元で悩みが増えていきます。

苗字が変わる

子どもの苗字

子どもが保育園や幼稚園、小学校などに通っている場合、母親の再婚によって自分も苗字が変わるという経験をしなくてはなりません。

もちろん、養子縁組をしなければ済むだけの話ではありますが、母親が自分は再婚して苗字が変わり、子どもは養子縁組をせずに苗字が変わらない…というのも、なんだか奇妙な話です。

そのため、たいてい母子家庭が再婚した場合、子どもも名前が変わるというのが一般的となっているようです。

母親の再婚によって引越しをしてしまうのであれば、苗字が変わっても特に多きな問題にもならず、子どもも安心して新しい生活をスタートさせる事ができますが、そうでない場合は周囲から「どうして名前が変わったのか」と詮索される可能性もあります。

姓名判断の結果も変わる

最近は子どもが生まれた際、姓名判断を気にして名前を決める人も少なくありません。
その際は、その時点での苗字を基準に考え、最高に良い画数で決定しているはずです。
ところが離婚、再婚をするとその結果に狂いが生じてきてしまう事もあります。

今までは大吉だったのに、再婚したら凶になってしまった…なども実際起こっています。
自分は良くても、子どもにとっては最悪の結果となってしまった、などという事もありうるので、そうした点についても細かな配慮が必要になりそうです。

新しい苗字に慣れるまで

自分自身だけでなく、子どもも新しい苗字に慣れるまで多少の時間がかかります。
小さな子なら大きな問題もなくすぐに慣れてしまう可能性もありますが、子どもが大きくなればなるほど慣れにくくなってしまうので、広い範囲でのケアが欠かせません。

思春期、反抗期などは特に、母親が再婚すると言うだけでも拒絶してしまいがちですので、再婚再婚と自分ばかり喜んではいられません。

親が離婚しただけでも子どもは大きなショックを受け、傷ついています。
そこに今度は再婚、さらにショックであることは間違いないでしょう。

中には「別にお父さんなんていらない」と思うようになってしまっている子もいます。
その言葉の奥にどういった思いが隠されているのか、親としてしっかり把握していかなければ子どもの自分に対する信頼は失われていく可能性があるのです。

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