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母子家庭は経済的に不安定なのが最大のデメリット

母子家庭最大のデメリットは、やはり経済的に不安定なところでしょう。
中にはしっかりとした企業に勤め、安定したお給料をもらっている人もいますが、ほとんどの人はそうではありません。

そのため、多くの母子家庭は支援策を最大限に活用し、何とか生活をさあ得ているというのが現状です。

月給15万円前後が平均

母子家庭の収入

母子家庭の平均月収は、およそ15万円と言われています。
年収にすれば180万円前後で、一般的な家庭の半分にも満たないと言う現実があります。
この15万円足らずの収入の中から家賃、水道光熱費、食費、雑費を支払い、人によってはローン、塾代などの教育費も捻出しています。

公営住宅などに入居して家賃が安く済んでいる場合はそれでも足りる計算のようですが、母子家庭だからといって公営住宅に必ず入居できるわけではありません。
もちろん、自治体ごとに優先枠などが設けられていますが、それでも100%、絶対、というものではないため、民間の賃貸住宅に入居している母子家庭も数多くいます。

こうした民間の賃貸住宅には、母子家庭だからと言って割引制度があるわけでも補助があるわけでもないので非常に高い家賃を支払わなくてはならず、苦労するケースが目立っています。

実家を頼れない

母子家庭になったから実家に戻る…という事ができる人はとても恵まれています。
また、住宅自体は別にしているが食事はいつも一緒にしていたり、子どもはいつも預かってもらえたりする人も中にはおり、こうした人も正直、恵まれていると言えます。

実家に戻る事もできず、頼る事もできないと言う母子家庭も中にはおり、そうした人たちは本当に苦労を強いられています。

同じ母子家庭でもここまで差がありながら、支援策や援助制度に関しては差も何もなく、同じ待遇であることに疑問を感じざるを得ません。

子どもは努力する場合もある

経済的に不安定な母子家庭の子どもは、それだけ危機感を感じ、自ら努力していく力を持っています。

お金がないから塾に通えない、なら自分で必死に勉強する。
お金がないから大学は奨学金で行くし、自分で返す。
こういう気持ちを持って努力していく子どもが多いようです。

普段、必死に生活を支えている母親の後姿を見ているせいか、中にはこのような頼もしい子に育つ人もいるようです。

経済的に不安定だと言う事実は、デメリットであるとしか言いようがありませんが、親子の関係、子どもの意識への影響を考えたとき、本当にデメリットとしか言えないものなのか、疑問に思える点もありそうです。

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