母子家庭の手当・仕事・子育て・生活支援情報
母子家庭(シングルマザー)の仕事や収入、受けられる支援制度や助成金、手当や割引制度など、「離婚したいとお悩みのあなた」「すでに離婚を決意したあなた」に、ひとり親で子どもを育てる生活に役立つ情報を紹介しています。
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母子家庭=経済的に不安定、というのが世間一般のイメージです。
そして実際にこれはほとんどの場合が当たっています。
私も今現在は、とても経済的に不安定な生活を強いられており、今にも生計維持が不可能になりそうな状況にあります。
しかし以前はこんな状況ではありませんでした。
私の以前の職業は地方公務員でした。
年収500万円に手が届くというところにおり、母子家庭とは言え、かなり裕福な生活をしていました。
ですが再婚を機に、それは一変。
住む場所が変わり、環境が変わり、相手一家からの陰湿ないじめにより精神的に参ってしまったこともあり、うつ病に…。
その後離婚をして自分のもともと住んでいた地域に戻ったのですが、生まれたばかりの赤ん坊を預かってくれる保育園はなく、母子家庭だというのに保育園は待機。
結局は復帰できなくなり、退職することになりました。
その後、子どもを預ける場所もなく、でも生活はしなくてはならない…どうするべきか悩んだ結果、子どもたちをおいて深夜に働きに出ることを決意、深夜のトラックドライバーとして働き始めたのです。
その頃、上の子は中学生だったので寝てさえいれば大丈夫、二人でも留守番できると言ってくれていたので実現できましたが、もっと小さかったらできなかったかもしれません。
こうして公務員を退職し、公務員だったために「失業保険」もない状態で、深夜のドライバーから再スタートとなりました。
当然、収入は以前のように「楽をして大金が稼げる」というものではありません。
大変な思いをしてやっと生活が維持できる程度、それでもやらなければなりませんでした。
やっと生活が元に戻りつつあると思った頃、したの子に喘息が発見されました。
原因不明の体調不良、長引く咳と熱、苦しそうな様子。
病院へ行くと喘息があるとの診断でした。
職場の事務所移転があり大きなセンターへ移ることになったその忙しい時期のでき事で、周囲には迷惑をかけると思いながらも子どもを放置はできず、休みをいただくことになりました。
しかし体調は良くならず、休みが長引くと、センター移転と同時になんとリストラ対象となってしまっていました。
長期に及んだ休みと、社員になれとのお誘いを断ったことが原因のようでした。
その後すぐに近所の弁当屋でのアルバイトを開始するも、収入的にはまったく生活できるものではなく、結局は生活が破綻となりました。
今現在は、その後何とか生活を立て直した際のわずかな貯蓄を切り崩しての生活をしています。
外へ働きに出たくても子どもはいじめの影響で不登校、しかも喘息。
仕方なく貯蓄の切り崩しで生活していますが、それも後わずかしか持たない様子です。
多くの母子家庭は、このように苦しい生活を強いられているのかもしれません。
私自身もそうですが、子どもがいるから思うように働けないという現実は、決して少なくありません。
時々「子どもさえいなければ」と思ってしまうこともあります。
「なんで私ばかりがこんな目にあわなくてはいけないのか」と怒りすら覚えるときもあります。
国による支援策は多々ありますが、経済的な不安定に悩んでいる母子家庭にとって、もっと力を入れてほしいのは手当てではなく、就労環境を何とかしてほしい、子どもがいても思う存分働ける環境を作ってほしい、という点ではないでしょうか。
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