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母子家庭の子どもたちとその支援策

母と子

母子家庭の子どもはそうでない子と比べて何か違いがあるわけではありません。

しいて言えば、母子家庭であるためにさまざまな優遇制度が受けられたりする反面、家庭内では男親がいないために本来男親から学ぶベき事を知らないという面もあります。

母子家庭の子どもの性格

母子家庭である事は子どもの性格形成に影響を与えるという考え方をする人が少なからずいます。
そしてそれは「悪い意味」で影響を与えるとする意見がほとんどです。
例えば何か問題が起こると「あの家は母子家庭だから」「片親だから」と、何かにつけて母子家庭=まともな人間に育たないという先入観と固定観念で悪者と決め付けるようなやり方です。

ですが実際には、母子家庭で育った子どもの性格はとても優しく、親思いである事が多いようです。
確かに、中には母子家庭であることに劣等感を感じ道を反れてしまう子もいるかもしれません。

ですがそれはほんの一部であり、ほとんどの子どもは親が必死に働く姿を見て育っているせいか、自分の役割をしっかりと理解した自立した性格の子どもに育っています。

母子家庭は保育園に優先的に入園できる?

母子家庭の子どもは、保育園に優先的に入園できるという制度が各自治体にはある場合が多いようです。

例えば、母子家庭でない子どもが順番的には前にいたとしても、空きが出次第、母子家庭の子どもが優先的に入園決定となるなどです。
ただ、母子家庭だというだけで最優先になるわけではなく、ほかの条件も満たす必要がある場合がほとんどです。

母子家庭の保育料減免制度

母子家庭の子どもが保育園に入園している場合、その保育料は親の所得に応じて免除または減免される制度が各自治体にはあります。

注意したいポイント
基本的には前年度の所得に応じて保育料が計算される事になっているので、年度の途中で離婚し母子家庭となった場合には、子どもを引き取った側の親の前年度の所得で計算しなおされることになります。

具体的には、それまで父親側の所得で保育料が計算されていた場合、母子家庭になった後は母親側の前年度の所得で保育料の計算をしなおすので、専業主婦だった場合は所得がないので保育料は免除となる可能性が高くなります。

母子家庭でも奨学金で大学へ

母子家庭の子どもの多くは、高卒で就職しています。
子どもとしては大学へ進んで教育を受けたい、まだ勉強したい、と願っていても、母子家庭でお金に余裕がないという現実が、その夢を諦めさせてしまっているようです。

そんな母子家庭の子どもでも、奨学金制度をフル活用する事で大学に進学する事が可能となっています。
奨学金には、返済が必要なものと返済不要のものがあるので、上手に組み合わせるなどして利用すれば、母子家庭だからといって大学進学を諦める必要などないのです。

また、各自治体ごとに子どもの進学のために資金を融資してくれる制度も用意されていますので、そういったものも活用してみましょう。

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