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母子家庭の住まいとローンの現状

母子家庭の住まいとローン

母子家庭の住まいとローンの現状は、とても厳しいものだと想像してしまいがちですが、現実は世間の想像とは大きく異なっています。

厚生労働省による平成23年度の調査によると、母子家庭全体の3割強は民間の賃貸住宅に住んでいるものの、一方では持ち家に住んでいるという人が全体の3割弱もいるという驚きの結果が出ています。

しかも、持ち家に住んでいるという母子家庭のうち11%強は自分名義の持ち家だとしており、世間一般の「母子家庭=貧困」という印象を払拭する内容となっています。

母子家庭にとって住みやすい街

母子家庭にとって住みやすい街は、福祉制度の整った街と言う事ができます。

注意したいポイント
国による支援策はどの地域、どの街に住んでも同一ですが、自治体ごとの支援策には大きな差があるというのが現状です。
同一の都道府県内であっても、A市にはあった福祉制度がB市にはなかった…という事は決して少なくありません。

母子家庭の住宅購入

母子家庭に住宅購入は無理と先入観で決め付ける人がとても多くいます。
母子家庭=貧困だから、低所得だから、という理由なのですが、実は母子家庭だからこそ住宅を購入するという選択は正しいとも言えるのです。

母子家庭のマンション購入

母子家庭がマンションを購入する場合の多くは「家賃をこれだけ払うなら買えるんじゃないか」「もったいないから買ったほうがいい」という考え方によるものです。
ですがマンションの場合、修繕費などの積立金も毎月必要になりますし、駐車場が必要ならその費用は別で発生、そして将来的に売る事を考えたときにはその下落ぶりに驚いてしまう可能性があります。
そういった事もトータルに考えた上でマンション購入を検討しなければならないでしょう。

母子家庭の住宅ローン

母子家庭だという事だけで、住宅ローンに通らないという事はありません。
母子家庭であっても、しっかりとした就業年数、収入さえあれば何も問題はないのです。
とは言え、母子家庭の大半は所得が低く、非正規としての就業となっています。
こうした現実は、母子家庭を住宅ローンに通りにくくさせるだけでなく、場合によっては門前払いとなる事も少なくありません。

母子家庭貸付金(母子父子寡婦福祉資金貸付金)を利用しての住宅取得

母子家庭が住宅を購入する際に必要な資金を融資してくれる制度が各自治体ごとに用意されています。
融資を受けるためには所定の審査を受ける必要があり、また、審査には必ず通るとは限りません。
また、融資を受けられる金額にも限度があるため、ある程度自分でも資金を準備しておかなければ返済が苦しくなる可能性はあります。
とは言え、返済期間は長く設定され、低い利息で融資を受ける事ができるので、他の機関で借り入れるよりも良い方法と言えそうです。

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