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お母さんひとりでも、あふれんばかりの愛情を注ぐことで子どもは健やかに育ちます

子どもはヒマワリの花に似ています。ヒマワリは、温かさや光を求めて太陽へ顔を向けます。子どもも温かさ、愛情などを求めて親の方へ関心を向けます。

母親の愛情は太陽の光のようです。温かく子どもを包み込みます。ひとり親家庭で、子どもが寂しい思いをしているのではないかと心配することはありません。母親が愛情をたっぷり注げば、ヒマワリのように子どもは真っすぐと育っていきます。

赤ちゃんとお母さんの手

母親の愛情が不足するとどうなる?

ある児童精神医学の教授は「お子さんをいっぱい抱きしめてください。優しさや思いやり、幸福感を表すこと。また、ときには叱ることによって愛情を示してください」と述べました。それが「最善の子育て」だと述べています。

母親の愛情が不足した子どもは、対人関係が苦手になります。また、自尊心が低くなる傾向も見られます。自尊心が低くなると、自己を肯定できないので、人から認められたい、人から愛されたい、注目されたいという欲求が過度に強くなります。

そのような子どもは、わがままを言ったり、いたずらをすることで母親を困らせ、母親の注目を集めようとします。仮病を使って母親の気を引こうとする子どももいますし、腹痛、発熱、頭痛など実際に体の不調を感じる子もいます。

愛情不足を感じたまま大きくなると、行動はエスカレートしてリストカットなどの自傷行ために発展するケースも少なくありません。うつ病や躁うつ病などを引き起こすケースもあります。

また、愛情を求めるあまり、10代のうちに結婚したり、好きでもない人と簡単に体の関係を持つという人もいます。母親の愛情の不足は、程度の差はあれ、子どもに悪い影響を及ぼすのです。

「甘やかす」ことと「愛する」ことは違う

子どもに愛情を注ぐことが大切だということは、ほとんどの人が認めるでしょう。ですが、覚えておきたいのは、子どもに愛情を注ぐことと、子どもを甘やかすことは違うということです。

両者の違いを理解していれば、子どもを甘やかしすぎてワガママに育つという失敗を避けられます。子どもが欲しがるもの、おもちゃ、お菓子など言われるままに与える。多すぎるお小遣いを与える。時間を制限せずに好きなだけYouTubeやテレビを見せる。子どもの代わりにすべてやってあげる。などは愛情ではなく甘やかしです。

愛情を注ぐ母親は、抱きしめたり、手をつないだり、スキンシップをして愛している事を示します。子どもが甘えたい時には甘えさせてあげます。ですが、叱るときには理性的に、真剣に叱ります。

感情にまかせて叱るのはNGです。感情的に叱るなら、怒りのコントロールが難しく必要以上に厳しく叱ってしまうかもしれません。また、感情的な叱り方をすると、子どもの心に傷を残すこともあります。

子どもがしてはいけないことをしたら「なぜ」いけないのか、子どもに分かるように穏やかに教えます。ガミガミ叱っているならば、自分を客観的に見てクールダウンしましょう。もし、感情的に叱ってしまったら、後で落ち着いてから「怒鳴ってごめんね」と謝り、子どもを抱きしめてあげてください。

褒めるべき時には惜しみなく褒めましょう。絵が上手なら「上手に描けたね」と、歌が好きなら「上手に歌えたね」とその能力を褒めるなら、才能や得意なことが伸びるでしょう。でも、もっと大切なのは、努力したことを褒めることです。

絵が上手なお子さんには「たくさんの色を使ったんだね。よく見て一生懸命に描いたね」。歌が上手なお子さんには「この歌が好きなの?よく歌詞を覚えたね。たくさん練習したんだね」と褒めるなら、練習したり、努力すると能力が伸ばせるというメッセージを子どもに伝えることができます。

適切に褒められた子どもは、母親の愛情を感じ取りのびのびと育ちます。

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