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母子家庭でも、母親は自分の人生を大切にして生きていい

離婚をし、新しい人生を子どもと二人三脚で歩き始めたとき、あなたは母親としての役目をどのように考えるでしょうか。

手をつないで歩く母と娘

母子家庭になったのだから、自分が母親役と父親役と二足のわらじを履かなければならない、周りかは後ろ指を刺されるような生活を子どもにさせないようにしよう、金銭的に苦しい思いをさせてはいけない…など子どもに対しての責任を必要以上に感じていませんか?

確かに、自分が大黒柱となって家族を支える気持ちは大切です。ところが、自分が頑張らなければ、自分だけがやるしかない、このような考え方はとても危険です。

母子家庭になれば、一人で子育てをするのですから、精神的にも、経済的にも苦しくなるのは当然です。完璧を求めれば求めるほど、足りてない部分が目についてしまい精神的にどんどん追い込まれてしまいます。

子どもは親の生き方をちゃんと見ている

子どもは親が思っている以上に、親の背中を見ています。自分が子どもの頃を思い出してください。父親や母親を見て『いつもお仕事頑張っていてすごいな』とか『いつも細かいことに口うるさい!あんな風にはなりたくないな…』とか、親に対して自分なりの意見を持っていませんでしたか?

親への憧れの部分と、反面教師の部分とをそれぞれ感じるのは、子どもが大人へと育つ過程で必要な考えです。あなたの子どももそうです。あなたの背中を見て子どもが育っていることを忘れてはいけません。

母子家庭だからこそ、常識のある人間に育てたい!母子家庭だと恥じない生活を送らせてやりたい!そう思うのであれば、自分自身が他人に恥じることのないよう生きて行かなければなりません。親の生き方は子どもの人生に大きな影響を与えるものであることを頭に入れておきましょう。

母子家庭の母親が子どものためだけに生きることは、子どもにとって重荷になることもある

ある一定の年頃を迎えると、子どもは親の期待をプレッシャーに感じるようになります。例えば、金銭的な事はもちろん、仕事に関して、プライベートに関して、全てにおいて子どもを一番に優先していませんか?

子どもを大切に思う気持ちは母親として大切なことです。ただ、子どもは成長するにつれて子どもの世界を持ち始めます。勉強にしても、友達関係にしても、自分で決められる年齢になる頃には子どもへの干渉を止めましょう。

子ども優先で考えるのは、13歳までで良いと言われています。子どものために我慢する生活は、自分のためにも、子どものためにもなりません。

いつもイライラしていたり、悲観的にばかりなっていたり、そのような環境で育つ子どもは幸せでしょうか?いま一度考えてみてください。母親には母親の人生が、子どもには子どもの人生があるのです。

いつまでもあなたが元気で、子どもの面倒を見られるわけではありません。ある程度子どもが育ったなら子離れをして、改めて母親としてではなく女性として自分の人生設計をしてみてください。子どもにとって過干渉は重荷になってしまうことを忘れてはいけません。

親が自分の人生を大切に生きていれば、子どもも自分の人生を大切にする

育った環境というのは、その人の人間性や価値観、考え方を決める重要な要素となります。そのため、親の生きている姿はもちろん、子どもへの対応の仕方、しつけ、教育、全てが子どもの人格形成の要因となることを頭に入れておかなければなりません。

自分のことは二の次にして、子どもにばかり時間もお金も使っている、休みの日に家に引きこもっている、いつも暗い顔をしている…このような母親の姿を見て育った子どもは、一体どんな大人になるでしょうか?子どもが大人になったとき、あなたと同じような親になってしまうかもしれません。それをあなたは望みますか?

子どもは、親の姿を見て育ちます。特に7歳になるまでは、さまざまなことをどんどん吸収していく時期です。この7歳までの間をいかに大切に過ごすか、それを決めるのは母親であるあなた次第なのです。

自分の人生を大切にできない母親の姿を見て成長した子どもは、同じように自分の人生を大切に生きることができなくなってしまいます。自分の人生を大切に歩むというのはどういうことなのか?子どもへの依存、子どもが母親に依存、お互いがお互いに依存した関係は決して幸せではありません。

母子家庭であったとしても、あなたが必要以上に子どもに構う必要はないのです。あなたはあなたの人生を大切に、日々精一杯生きてください。そうすれば、自然と子どもも自分の人生を大切に生きるようになります。

言葉では教えられないことも、親の背中から自然と学んでいくものなのです。良き母親でありたい…そう願うのであれば、自分の生き方、生き様を子どもに恥じないものにすることを意識してみてください。

完璧な母親になろうとするから疲れてしまうのです。完璧な母親を目指すのではなく、精一杯生きている一人の人間の姿を子どもに見せてあげましょう。

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