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母子家庭で就職先を探す場合に役立つ支援制度と履歴書・職務経歴書

シングルマザーで子どもの父親からの経済的援助がまったくない場合には働かなければなりませんが、小さい子どもを抱えて条件にうまく合った仕事を見つけるのはなかなか難しいものです。

履歴書・職務経歴書

働くシングルマザーを応援する制度を十分に活用しましょう

地方自治体ではシングルマザーを応援する制度もいくつか用意されています。そのひとつが「特定求職者雇用開発助成金」と呼ばれるものですが、これはシングルマザーを雇用する企業に国から助成金が払われる制度です。

この制度が適用されるのはハローワークを通して採用される場合のみとなっていますので、仕事を探しているシングルマザーはまずはハローワークに行ってみることをおすすめします。

「特定求職者雇用開発助成金」は企業に支払われるものですから、この制度が適用される企業に就職したからといって自分のお給料が増えるというわけではないのですが、企業が積極的に雇ってくれるというメリットがあります。

ですから「母子家庭なんて就職先がないかも」などと悲観しないで、ポジティブな気分で仕事を探すことが大切です。なかなか仕事が得られない場合には、それらの制度を上手に活用していきましょう。

シングルマザーに対する直接の援助としては「自立支援教育訓練給付金」と「高等職業訓練促進給付金等事業」があります。自立支援教育訓練給付金の方は指定された教育訓練を受講すると経費の60%が支給されるというものです。働く必要性に追われているけれどスキルがないという人はこれらを活用すると良いでしょう。

一方の高等職業訓練促進給付金等事業は看護師や介護福祉士の資格を取得するために1年以上養成機関で勉強をするシングルマザーに対して給付金が支払われるというものです。保育士、歯科衛生士、あるいは理学療法士なども対象資格となっています。

いずれも、詳細については各地方自治体に問い合わせてみることをおすすめします。

就職活動では履歴書の準備が大切

実際に就職活動をするにあたっては、まず説得力のある履歴書を作成することが大切です。一次審査は履歴書だけという企業もたくさんありますので、採用担当者に好印象を与える履歴書になるように工夫をしましょう。

まず、筆記用具は黒のボールペンが基本です。青など色のついたボールペンは不可、細すぎて見えにくいボールペンもやめた方がいいでしょう。できれば0.5ミリ程度の字がくっきりと書けるものを準備します。

履歴書をパソコンでダウンロード・入力してプリントアウトする人もいますが、これだと筆跡などがまったくわからず、個性のない印象を与えてしまうのでおすすめできません。

履歴書の書き方はインターネットでいくらでも検索できますので、まずは例文をいくつか比較検討して下書きすることから始めます。履歴書に添付する写真も大切な要素ですから、評判のいい写真屋さんで撮ってもらうといいですね。

写真を撮る時の服装はやはりスーツでなければいけません。白か明るい色のブラウスかシャツに紺などのジャケットがいちばん無難です。髪の毛が長すぎる人はうっとうしくないように後ろでまとめておくと良いでしょう。

長い前髪が顔にかかっている人も写真を撮る時はきちんとピンなどで留め、顔がよく見えるようにします。お化粧は濃すぎるのもよくありませんが、すっぴんもNGですので気をつけましょう。

履歴書・職務経歴書の書き方

履歴書は大きく分けると氏名や住所を記入する「基本情報欄」「学歴・職歴欄」「免許・資格欄」「志望動機欄」「本人希望欄」から構成されています。

学歴は小学校と中学校は記入しなくてもかまいません。高等学校あるいは専門学校以降だけ記入します。入学年や卒業年に関しては昭和・平成または西暦のどちらでもいいのですが、どちらかに統一することが大切です。

職歴に関してはこれまでに働いたことのある企業を記入しますが、「(株)○○」などと略さずにきちんと「株式会社」と表記します。会社名の横には業種、そして何の役職についていたかも明記しておきます。

職歴が多すぎて欄に収まりきらないような時は別途「職務経歴書」に記入します。免許・資格の欄には運転免許その他、仕事に役立ちそうなスキルはすべて記入します。

その際、「英検」などと略称で書かずに「実用英語技能検定」、簿記は「日本商工会議所簿記検定」、宅建は「宅地建物取引主任者」などと正式名称を使用することも忘れないようにしなければなりません。

秘書検は持っていなくても、現在秘書技能検定試験を受けるために勉強しているのであれば「現在秘書技能検定取得のために勉強中」などと書いておくのも悪くありません。

志望動機欄は採用担当者が最も重視するポイントのひとつですから、よく考えて記入しなければなりません。「なぜ他社ではなくてこの会社で働きたいのか」を上手に説明できていれば、それだけで書類審査での合格確率がぐっと上がります。

「自分にはこれこれの経験と資格があるから貴社でその経験をさらに伸ばしていきたい」というように、企業が求めている労働力と自分が提供できるスキルがうまく合っていることを強調すると履歴書に説得力が出るでしょう。

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