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シングルマザーが看護師として働くには

女性でも十分な仕事を得られる仕事のひとつに看護師があります。母子家庭のシングルマザーが看護師として働くために必要な資格や、メリット・デメリットについて知っておきましょう。

看護師の仕事

必要な資格

看護師になるためには看護師資格が必要になります。看護師は国家資格であり、試験を受けるためには必要な科目を履修する必要があります。この国家試験に合格しなければ看護師として働くことはできません。

また看護師と一口にいっても正看護師と准看護師の二種類があり、仕事内容が少し異なります。准看護師の場合は看護師の補助業務がメインとなるため、待遇面では看護師よりも劣ります。准看護師として一定の勤務期間があれば、正看護師の免許を取得する試験が受けられるようになります。

看護師の資格取得は自分の希望や状況に合わせて

看護師の資格取得を目指すには、中学卒業後・高校卒業後・准看護師免許取得後・看護学校への進学などさまざまなコースがあり、それぞれに条件が違います。

また准看護師の資格を取得するのは正看護師の場合よりも資格取得までにかかる期間が短く、学費も安くなります。そのためまずは准看護師の資格を取得し、さらに経験を積んで正看護師を目指すというケースも多くなってきています。

看護師資格を持っていないと受験できない保健師や助産師の資格取得を目指す方は、3年間の専門学校や看護学校の履修終了後に1年間専門課程を履修する必要があります。
4年制大学に入学すると、保健師と助産師の履修コースも選べます。

資格を取得するために必要な期間やお金と照らし合わせて、どのようなタイミング・方法で看護師を目指すのか、しっかりと考えて最適な方法を選びましょう。

資格取得に必要な費用

看護師の資格を取得するためには、看護学校や専門学校、大学に通う必要が出てきますが、資格取得までにかかる費用は入る学校によっても変わってきます。

看護学校には短大や専門学校がありますが、専門学校の場合は年間で100万円以上の費用がかかるところがほとんどです。また国公立大学に進んだ場合は、専門学校よりも学費は安くなるのですが、それでも年間で80~90万円の費用が発生してくるでしょう。

中には自治体が運営している看護学校もありますが、そのような学校に入学した場合には学費負担がかなり抑えられる反面、指定する病院に一定期間勤務するという条件がありますので、しっかりと条件を確認、検討してから入学試験を受ける必要があります。

母子家庭でこれだけの費用を捻出するのが難しい場合には、奨学金を借りると言う方法も考えてみましょう。看護学校によって利用できる奨学金の種類が変わってきますが、主に利用できる奨学金は3つのパターンがあります。

日本学生支援機構や自治体が支給する奨学金は、一定条件を満たすことで受けることができます。また卒業してから一定期間指定の病院で勤務することで受けられる奨学金もあり、さらには学校独自で奨学金を支給しているところもあります。

奨学金の種類も豊富ですし、看護師の場合は一定期間指定された病院で勤務すれば返済免除となる奨学金なども利用することができますので、母子家庭の方でも学校の費用負担を少なくしながら看護師資格を取得することは十分可能です。まずは学校選びの際に利用できる奨学金の種類についても調べてみましょう。

シングルマザーで看護師として働くメリット

シングルマザーで看護師として働くメリットは多々あります。まずは仕事がみつかりやすいことです。

職種によっては住んでいる地域によって探せる仕事が限られてしまうということがありますが、看護師は慢性的にどこでも人手不足であることから、求人先も多く見つかり、地方であっても仕事が見つかりやすいです。勤務先も比較的自宅に近い場所を選びやすいので、希望する条件で仕事が見つかりやすいでしょう。

大きなメリットとしては、安定した収入が得られることがあげられます。母子家庭の場合、収入は母親の稼ぎがメインとなりますが、女性で子どもを一人で養っていくだけの十分な収入を得ることは簡単ではありません。看護師は女性の職種中でも高収入を得られる仕事になりますので、その点安心です。

そして、さまざまな働き方選べるのも看護師のメリットです。看護師は正社員としてだけでなくパートなどの求人も多数出ており、子どもに合わせた雇用形態が選べます。たとえばお子さんが小さいうちは夜勤や残業が難しいといった場合でも、パートで働くこともできます。

また病院では看護師が働きやすいように、託児所を設けてくれているところがほとんどです。病後児保育にも対応してくれるところもありますので、子どもの預け先を心配したり、子どもの病気で欠勤するようなことも防げるでしょう。

シングルマザーで看護師として働くデメリット

看護師で働くデメリットもあります。まずは夜勤や残業が多い点です。安定した収入を得るために正職員として働くことを希望する方もいるのですが、正職員になると夜勤などもこなす必要が出てきてしまいます。

看護師は高給だと言われていますが、実際は夜勤などの手当てによって給料が高くなることが多く、夜勤をしないと逆に手取りが減少してしまうのです。母子家庭で安定した収入を得るために夜勤を入れることで、子どものことが気になります。

近所に親がいれば夜勤の日は子どもを預かってもらう、また子どもが小さい場合には病院併設の託児所に預かってもらうという方法が利用できますが、近所に子どもを預けられる親がいない場合や、子どもが託児所が利用できなくなる年齢になってしまうと子どもを一人で留守番させるしかなくなってしまいます。

また、夜勤をすることで自分自身が体調を崩しやすくなります。人間の身体は昼間活動して夜眠るというサイクルになっていますので、夜勤をすることで体調を崩す方は少なくありません。

それでも家事や育児をこなさなくてはいけませんので疲れもたまります。職場によっては希望するときに休みが取りづらく、子どもの学校行事などに参加するのが難しくなることも多いでしょう。

看護師はストレスが多い職場だとも言われていますので、自分自身が心身の健康を病むこともあり得ます。命を扱う現場ですから常に緊張感を強いられますし、同僚や患者さんとの関係でストレスを抱えるケースも少なくないのです。

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