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母親と父親の愛情は違う?

父親も母親も子どもを愛する気持ちは同じです。でも、愛情の表し方、子どもへの関わり方では、男女の間に違いが見られます。それは、男女の脳の仕組みの違いから生じているのです。

男性と女性

男性と女性の脳の違いは?

例外はありますが、一般的には女性の方が男性と比べて会話するのが得意だと言われています。聞くときに女性は右脳と左脳の両方を使って聞きますが、男性は左脳しか使いません。ですから、女性は同時に二つの会話を聞き分けることができます。

2人の子どもがそれぞれにお母さんに向かって話しかけていても、母親が対処できるのはそのためです。また、女性は会話しているときに言語中枢以外の部分も使って話すので、情報が混在してしまい理論立てて話すのが苦手な傾向にあります。結論から離すのではなく、結論に至るまでのプロセスや感情を大切にします。

ところが男性は会話する部分、理論を組み立てる部分、感情の部分というのが、まるでパテーションで区切られたように分かれています。ですから、男性は一般的に物事の結論だけを重視する傾向があります。

妻が相談したり、悩みを打ち明けた時に、ただ「気持ちを分かってほしい」「感情を共有してほしい」だけだとしても、解決策や正論を述べてしまうので気持ちがすれ違ってしまうのです。この違いは、子どもに対する愛情の示し方にも現れます。

父親と母親の愛情表現の違い

女性の脳は感情と会話が結びついています。ですから、子どもに対して心配なこと、大切に思っていることをすぐに口にする傾向があります。ときには口うるさいほどに子どもに干渉してしまうこともあります。

子どもが登校するときは「ハンカチは?ティッシュは持った?宿題は?忘れ物ない?」子どもがテレビを見ていれば「宿題はしたの?明日の用意はしたの?」と毎日毎日、うんざりするほど言うのは、子どもに対する愛情の現れです。

父親は心配していたとしても、それを子どもに直接いうことをあまりしないかもしれません。父親は愛情をストレートに言葉や行動で示すのは、母親に比べると苦手です。感情を言葉にすること自体、男性の方が女性と比べて得意ではないからです。

いちいち言わなくても子どもに伝わるだろうと勘違いしている父親もいます。何も言わなくたって自分は子どもの気持ちを分かっているし、子どもも自分の気持ちを分かってくれるだろうという幻想を抱いている人が本当にいるのです。

仕事をして家族を養っているのだから、家族への愛情は伝わっているはずだと考えている人もいます。父親は、どちらかというと言葉よりも金銭や物で愛情を示そうとする傾向があります。

シングルマザーの愛情表現

シングルマザーになると、父親と母親の両方の役割をしないといけない、と肩に力が入ってしまうかもしれませんが、それほど気負う必要はありません。素直に愛情表現をすればよいのです。

子どもだって、親とは違う考え方、感じ方、性格を持った1人の人間です。言わなくたって分かるというのは夢のような理想論にすぎません。愛しているということを惜しみなく伝えましょう。子どもを抱きしめてスキンシップをしましょう。

離婚してから仕事を始めた場合、新しい仕事に慣れなければなりませんし、家を引越せば手続きなどにも時間がとられます。子どもになかなか時間を割けないかもしれません。そんなときはSNSや手紙などを使って、子どもとコミュニケーションをとるのもひとつの方法です。

ただ、子どものことを心配するあまり、感情的にならないように注意しましょう。家に母親しかいない場合、子どもが追い詰められて精神的な逃げ場がなくなってしまうかもしれません。ときには、心配していても父親のように見守ることも必要でしょう。

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