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包み込むような愛情であるがままの子どもを受け入れる力があれば、子どもは幸せになれます。

アメリカでは、ひとり親の家庭が1,300万以上にのぼると言われています。両親が揃っている家庭は、いまや絶滅危惧種のようなものだという人もいるほどです。

日本もけっして例外ではありません。離婚率は増加し、今や結婚するカップルの3組に1組が離婚しています。シングルファザー、シングルマザーの家庭で育つ子どもたちは増えています。そこで心配になるのが、ひとり親家庭が子どもに及ぼす影響です。

包み込むような愛情

大切なのはあるがままの子どもを受け入れること

子どもに幸せになってもらいたいというのは、どの親にも共通する願いです。子どもが幸せだと感じるためには、あるがままの子どもを受け入れて愛情を注ぐ必要があります。

そのために、子どもをよく褒めてください。子どもが努力したこと、がんばっていることを褒めましょう。がんばったことを褒められると、子どもは自信がつき、自分は愛情を受けている、認められていると感じます。やがて自己を肯定できる大人へと成長していけるでしょう。

大切なのは成功したかどうかではありません。うまくいったときだけ褒めると、「成功しないと認めてもらえない」という間違った考え方を植えつけることになります。つまり、親の愛は条件つきだと感じてしまうのです。失敗したときでも努力したことを褒めるなら、子どもは自信を失わずにすむでしょう。

たとえば、小さな子どもは何かと自分でやりたがるものです。それは、母親にとっては少し面倒なことでもあります。あるとき、自分のコップを流しに持って行こうとするかもしれません。ところが、途中でコップを落としてしまい、中に入っていた水がこぼれます。イラっとします。「何やってるの!」と言いたくなるでしょう。

でも、ちょっと深呼吸してください。「拭けば大丈夫だよ。自分で運びたかったんだね。」と共感してみましょう。そして「ママのお手伝いしたかったんだね。ありがとう。○○ちゃんがお手伝いしたいと思ってくれて、ママうれしいよ」と褒めてみましょう。

子どもは「次は失敗しないぞ」と、またチャレンジするでしょう。母親が肯定して、受け入れてくれることが子どもの自信につながるのです。だから、すぐに否定したり、失敗したことを責めないでください。

子どもが発達障害の場合

最近は発達障害と診断される子どもが増えてきました。この20年の間に発達障害によって通級指導を受ける子どもの数が約7倍にもなっています。発達障害の子どもたちは、一昔前までは「ちょっと変わった子」「個性的」「育てにくい子」という認識でしかありませんでした。

発達障害に対する理解や認知が進んだことで、発達障害と診断を下される子どもの数が増えていったようです。ひとり親家庭で発達障害の子どもをどう育てていけばよいのかと不安になるかもしれません。でも、両親が揃っていたとしても同じです。

大切なのは、子どもを否定せずありのままの子どもを受け入れることです。とはいっても、あるがままに受け入れるのは一番難しいこと。他の子どもと比べて落ち込んだり、いらだつこともあるでしょう。そんなときこそ、子どもが努力していることを認めて褒めましょう。“褒めることは肯定すること”です。

誰でも、愛されたい、認められたいという欲求があります。その欲求が満たされると幸せを感じることができます。お子さんを褒めて肯定しましょう。それは「あなたはそのままで大丈夫」というお子さんへの強いメッセージになります。

本人の努力ではどうにもならない部分をサポートし、期待を押し付けないようにしましょう。「できてあたりまえ」ではありません。できない部分は、どうしたらできるようになるか、周りが考えて環境を整えていきましょう。

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