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母子家庭のシングルマザーが就職で履歴書を準備する際の書き方のポイント

シングルマザーの生活は決して楽なものではありません。特に子どもがまだ小さい場合には働き先と働く時間帯も限られてくるものです。

いろいろと就職先を探して格好の案件が見つかった場合には電話かメールで面接の日時を取り決めることになりますが、履歴書は面接の際に持参する会社と前もって送付しておかなければならない会社の2通りがあります。

就職のための履歴書

履歴書を記入する際には誰が見てもわかりやすいように、黒のボールペンを使用することをおすすめします。赤や青のボールペンは不可、いわゆる「消せるボールペン」も使えません。ボールペンでもあまり字が細いと読みにくいので、できれば0.5mmの字がくっきりと書けるものを探しましょう。

履歴書はあなたの性格や事務的能力、その仕事に対する熱意などを表す鏡のようなものですから、念には念を入れて筆記用具にも気を配るのが当然です。

パソコンで作成してプリントアウトしてもかまわないのですが、印字だと書いている人の個性や人となりなどが判断できないというデメリットがありますのでできるだけ避けたいものです。

履歴書用写真

履歴書には写真を貼り付ける欄もありますが、「百聞は一見にしかず」という言葉があるように写真の印象だけで採用・不採用の80%が決定してしまいますので、相手に好印象を与える写真を選ばなければなりません。

写真のサイズは縦4cm✕横3cmで、背景は白か薄いブルーあるいはグレーが標準です。写真屋さんによっては顔色などを少しリタッチしてくれるところもありますので、料金が多少高くてもそういったところで写真を撮れば印象がかなりアップすることは間違いありません。

履歴書用の写真を撮る際の服装はスーツが基本です。ジャケットを着用していないとくだけた感じになってしまうので、必ずジャケットを着用します。ブラウスは白か生成りなど、薄い色のものがおすすめです。

髪の毛が長すぎる場合には後ろでひとつにまとめるなどの工夫をしないと、審査員に暗いイメージを与えてしまいますので気をつけましょう。

メイクも大切なポイントです。ノーメイクやカラーコンタクトなどは避け、うっすらとした健康的なメイクを心がけることが大切です。口を閉じて口角をきゅっと上げた表情は好印象を与えますので、鏡の前でよく練習しておくといいですね。

学歴、職歴について

次に実際の書き方について見ていきます。まず「学歴・職歴」の欄ですが、学歴は高校あるいは専門学校から書き始めます。小学校や中学校などの義務教育に関しては記入する必要はありません。

学校名は「○○高校」などと略して書かずに「○○高等学校」と正式名称で記入します。職歴の欄にはこれまでに勤務した会社を記入しますが、「(株)」などと略さずに「株式会社」と記入します。

会社名の右横か下には業種と簡単な内容、従業員数も書いておきましょう。職歴の欄に書き切れないほどの職歴がある際には「詳細は職務経歴書記入」として別途記入するといいですね。

学歴・職歴いずれも西暦と元号(昭和・平成など)のいずれかで統一することも忘れないようにします。職歴をすべて記入したら「現在に至る」と書き、その下の行に右寄せで「以上」と記入します。

ある一定の年齢で職歴が全くない場合には難色を示す採用担当者もたくさんいますので、職歴がまったくない人はアルバイトでもいいので記入しておきましょう。

志望動機の書き方ポイント

採用担当者は「この人はどうして他社ではなくうちの会社に入社したいのか」「自社がどういう人材を求めているかきちんと把握しているだろうか」といった点を確認したいわけですから、「貴社の社風に惹かれたため」などのおざなりの言葉は避けた方が無難です。

応募する会社で自分がどういう仕事をしたいのか、どんなふうに役に立ちたいのかを自分の言葉で書くことが大切です。

例えば出産して母子家庭になる前まではずっと経理として勤務していたのに、急に営業の仕事に応募するような場合には「なぜ営業の仕事をしたいのか」ということを相手に理解してもらえるように説明することも大事です。

履歴書は取り繕わずに正直に記入することも大事。応募する職場が「午後4時退社」「週4日勤務」などといった条件で人を探しているのであれば、志望動機として「勤務時間が希望している条件にうまく合っていたから」と書いてもかまいません。

母子家庭というのは子どもの突然の風邪など何が起こるかわからない環境ですから、その点は最初から明記しておけば後々トラブルにもなりません。

趣味、資格の書き方ポイント

履歴書は堅苦しければそれでいいというものでもありません。趣味は「なし」とせずに、ひとつかふたつ記入しておくことをおすすめします。趣味がきっかけで面接の時に話が弾む可能性もあります。

ただし、あまりたくさんの趣味を書き込んでしまうと「この人は仕事よりも趣味中心の仕事をしているのだな」と思われてしまいますからほどほどに。

資格に関しては英語検定など、持っている資格を記入しますが、「自動車免許」「英検」などと略称で書かずに「普通自動車第一種運転免許」「実用英語技能検定」と正式名称で書くのがルールです。

現時点で持っていない資格でも応募先が必要としているような資格に関しては「日本商工会議所簿記検定2級取得を目指して現在勉強中です。」などと記入しておくことも好印象を与えるコツのひとつです。

本人希望欄の書き方ポイント

複数の職種を募集している企業に応募する際には「希望職種」を記入します。また、母子家庭ということで残業はできない、など勤務時間に制限があることもここに明記しておかなければなりません。

「残業はできないけれど○○の仕事なら任せられるな」といったように採用担当者が仕事の割り振りをするにも便利です。待遇面に関しては「貴社規定でお願いいたします」と記入しておけば良いでしょう。

履歴書の書き方に関してはインターネットで例文をダウンロードすることもできますので、最初に下書きをして何度も見直した上で記入するのがベストです。できれば一度下書きをしたら一晩置いて、翌日に見直すといいですね。

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